カテゴリ STOP原発再稼働
とき:2015年11月1日(日)12時30分∼
ところ:愛媛県松山市城山公園
会見では中村知事の「孤独判断」が演出された伊方原発再稼働ですが、直前まで知事は白紙を繰り返していました。知事は再稼働に至るまでに、県の原子力安全専門部会へ露骨な再稼働推進派の人物を入れ、委員会の不適格を指摘する住民の声を無視してきました。
13万の署名を無視した知事のやり方に怒った県民は11月1日に全国集会を開きました。会場となった松山市城山公園には4000人もの人が結集して「原発再稼働ゆるさん」と一斉にプラカードを掲げました。この集会へはイレブンアクション岡山から21人、県民連から20人が参加し、北海道から鹿児島まで全国各地で原発再稼働と闘う人達や福島からの避難者が訴えをおこないました。
さようなら原発1000万人アクションの鎌田慧さんは「お年寄りを騙して土地を取り上げたのが四電だ。原発労働者のがんの労災補償が認められたが、これまで因果関係を拒否してきたのが電力会社だ。社会のルールさえ守らないのが原発会社だ」と告発しました。原発をなくす全国連絡会の長瀬文雄さんも「日本国憲法を持つ国民として再稼働は絶対に許せない。原子力防災会議の結論は具体性を欠き、合理的な説明もない。佐田岬の住民5000人は事故が起これば海に逃げるしかない。避難計画は見殺しにする計画だ。国民も県民も地元も合意をしていない。政府は高線量のふるさと福島へ帰れと言っている。命を犠牲にするエネルギーなど要らない。原発を再稼働させる政府に未来はない」と訴えました。
首都反原連のミサオ・レッドウルフさんは「安倍政権を倒さないと原発も戦争法も止められない」呼びかけました。日本共産党の笠井亮さん、社民党の吉田忠智さん、民主党の菅直人さんが政党を代表してあいさつ。笠井さんは「ひとり一人が声を上げて政府と電力会社を追い詰めて来た。民主主義ってなんだ。安倍辞めろ!が国民の声だ。伊方原発が再稼働して過酷事故になれば誰も責任など取れない。電力会社は黒字。電気は足りている。再稼働する理由など何処にもない。市民・団体、政党が団結して民主主義と立憲主義を取り戻そう」と訴えました。
会場ではカンパが呼びかけられ、60万以上が寄せられたことが告げられると感情は大きな拍手に包まれました。何よりも今回の集会のためにゲストとして招かれた吉本の芸人、「おしどりマコ・ケン」。2人のトークライブと司会は抜群のセンスと原発の勉強に裏付けされた素晴らしい内容でした。来賓のお話し以上に2人のトークにも惹きつけられました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in STOP原発再稼働, おしどりマコ・ケン, 伊方原発