岡山県労働組合会議

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カテゴリ   脱原発

とき:2016年3月12日(土)10時~16時30分

ところ:岡山市石山公園、桃太郎大通り、バブテスト教会

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3月12日(土)、3.11への祈り(追悼と脱原発のつどい)岡山の集会とデモ行進に350人が参加しました。集会は大塚愛さんの言葉で始まりました。愛さんや仲間のフラダンスから震災や原発被災者の無念さと祈りが伝わってきました。震災・福島第1原発事故から5年が経過しました。テレビや新聞は5年が経過した北陸3県の3月11日を伝え、被災者の生活を紹介していますが、原発の危険性や再稼働にこだわる政治の不自然さと横暴さを批判しません。5年もたてば国民は震災も原発事故の恐怖も、事故を防ぎたいとの思いも薄らいでいるのかもわかりません。集会や運動への参加者は徐々に減ってきています。5年前、600人が参加していた集会は、今年の集会では半数近くになってきました。勿論、運動が分散して県内のあちこちで集会やデモが起こり、わざわざ岡山市内にまで来なくても、運動が続けられていることは否定しませんが、熱は次第に冷めてきているように思います。私達の希望や目標は原発のない社会をつくること、原発利権にまみれない政治を実現することです。そのために地を這うような運動を続けています。集会に参加されている皆さんの気持ちは様々でも、一緒に行動することでお互いを理解して、思いを共有して二度と同じ過ちを繰り返さないように運動を広げたいと考えています。原発を日本から一掃するために、手をつなぎその思いを広げることが大切です。私たちは政治を変えたいと考えています。仲間を増やし、運動を広げていくことが重要です。ワッカバンドの農民たちも「私たちが同じ思いや目的を持っていても考え方の違いでその目的が達成できないのは残念だ。一緒になろう、集まろう」と呼び掛けています。文化が違ってもいい、一年に一度から始まり、できれば何度も一緒に行動することができれば世論を変える力をもっと大きくすることができるでしょう。私たちはまたここから発信し続けたいと思います。デモ行進では力いっぱい「原発反対」の声を桃太郎通りに響かせました。それはいつもの金曜アクションとは違っていました。

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午後から開かれたバブテスト教会での集会には120人が参加しました。飯田哲也さんの脱原発の講演は世界の自然エネルギー利用の動きがよく分かり、日本の電力会社の古い体質もリアルに伝わってきました。飯田さんは「原発のコストは高くなる。原発は増える見込みがない。風力発電は確実に安くなっています。ドイツの電気独占大企業は急速に利益が減少している。大規模独占から地域分散・参加型の電力に。押しつけから選び取る電力へ転換しよう」と呼びかけました。大塚尚幹さんは「世の中の判断基準が間違っている。命よりもお金が気になる社会とは何でしょうか?」と挨拶されました。原発の利権だけでなく、お金のために命や暮らしを犠牲にしている社会に疑問を投げかけました。栃木県で生まれ、東京から療養のために岡山に来ている服部育代さんは、「被災者や避難者の支援を続けている。いずれ親の介護で岡山を離れることになるかも」としながら、避難者支援への思いを語りました。土屋暢樹さんはてんせい君という6年生の息子さんと壇上に上がり、「家族6人で岡山に引っ越し、県北で山の仕事をしている。人間の有り難さ、故郷への思い、そしてもどかしさなど複雑な思いを解決しようと訴訟に加わった。問題解決へ希望を見つけた」と話しました。てんせい君は「1年生の終業式の時に事故は起こった。社会で公害訴訟のことを学んだ。悪いことをしているのに加害の会社は誤ってくれない」と静かな怒りを表しました。

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集会は文化行事も盛りだくさんに、チェンバロにギターの演奏、津軽三味線と続き、音楽による癒し、訴え、怒りなどが表現され主催者や参加者の思いが感じ取れました。

3.11への祈りの運動は岡山の脱原発運動の核として確実に大きく成長しています。

集会の前に、倉敷金曜アクショとして毎週駅前で歌っている皆さんが参加者を歌で激励しました。教会の敷地内ではフードコートが設けられ、美味しいカレーやハンバーグ、パンなども販売され参加者の交流に一役買っていました。

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とき:2015年9月25日(金)12時15分∼

ところ:中国電力岡山支店周辺

9月25日。金曜イレブンアクションが取り組まれました。デモには29人が参加して脱原発を訴えました。戦争法が成立した直後のデモ行進であり、中央の脱原発、戦争法廃案の集会に連帯するアクションとなりました。

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東京・代々木公園では「さよなら原発・さよなら戦争法全国集会が「さよなら原発」1千万署名市民の会」主催で、総がかり実行委員会が協力する形で集会が23日開かれました。2万5千人が参加したと発表されています。東京電力福島第1原発の被災者、川内原発(鹿児島県)の再稼働に反対する団体の代表、米軍辺野古基地建設に反対する人、シールズの学生、学者、弁護士らが発言。民意に逆らって原発を推進し、戦争法を強行成立させた安倍政権に怒り、原発ゼロ、戦争法の廃止を求める声が相次ぎました。

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脱原発を求める運動は単に原発を拒否するという単純な運動ではなく、政府の事故に対する無責任な対応や放射性物質に対する危機感の薄さ、その補完も同じですが、放射性物質の管理能力も欠如している政府に原発は扱えないことを告発し、原発に変わる自然エネルギーの開発促進を求める運動でもあります。命の問題では政府の軽薄さに驚くばかりです。子ども達にがんが発生していても因果関係は認められない、と平気でいられる無神経さに国民の怒りをかっています。事故は未だに収束していません。溶けた炉心の行方も分からない状況です。

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そんな国が原発の再稼働をするなど絶対に許せませんが、戦争法の成立経過をみると安倍政権のもとでは、まともな議論もされず、民主主義は否定され、企業の言うままの政治が続き、ひいては国の存亡さえ危うくしかねないと誰もが思い始めています。脱原発や戦争法反対で運動している人達が一緒になって、民意を取り戻し、国民の声を実現する政治を取り戻す必要があります。

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