カテゴリ 市民連合
6.18おかやまいっぽん&市民連合トーク集
とき:6月18日(土)14時30分~
ところ:岡山市市民文化ホール
おかやまいっぽんの会は22日の参議院選挙の公示を前に中央の市民連合と黒石健太郎さんをメインにトーク集会を開きました。
この集会には400人が参加して野党候補の勝利と戦争阻止の参議院選挙に向けて決意を固めあいました。
集会にはおかやま弁護士会の吉岡先生、総がかり実行委員会から伊原県労会議事務局長、共産党の松田副委員長、社民党の武本さんなど多彩な顔ぶれが参加して運動を交流、統一候補の勝利向けて決意を語りました。
山口二郎氏とシールズ関西の塩田さんの発言を紹介
山口二郎氏のトーク
岡山で生まれた。故郷で統一候補が誕生したことを嬉しく思っている。昨年9月に市民連合を立ち上げた。改憲勢力を伸ばしてはならないという思いでやってきた。全国で統一候補と政策協定を結んで選挙に関わってきた。統一候補が誕生したのは市民の運動があったからだ。市民はこれまで選挙と言えば政党の政策メニューを選ぶ形で受け身だった。しかし、今回の選挙では2~3歩踏み出してメニューをつくるところから政党の政策に影響を与えてきた。それは安保法反対の運動に源がある。安保法制に反対してきた私たちには財産となった。」政党の目的は違う。そんなに簡単には本位はなれない。例えば、車の会社が違っていろんな車をつくっているが同じ車をつくるということにはならない。無理を乗り越えたのは市民の力だ。自分たちの票をどう伸ばすのかが問われている。
4月に衆議院北海道5区の補欠選挙があった。池田まき候補は自公の候補に肉薄する善戦をした。当初は誰も予想していなかった。結果を見ると自衛隊のある街以外では勝っていた。政党同士の協力と、世論と市民の力が大きな成果を生んだ。池田まきさんは30年前の北大の頃の自分の教え子だった。その関係もあって4回ほど応援に入った。シールズも入って支援した。野党結集の力は大きい。野党のまとまりで先が見えてくる。負けたが勝とうとするとちょっとやそっとでは勝てないことも示した。力不足を痛感した。北海道5区は自衛隊の街だ。自民党の牙城だ。鈴木宗男が鞍替えしたのも大きい。不利な状況で2か月間の闘いだった。地域の人たちも動いた12000票差で負けた。自公の壁は厚い。善戦して2+1が3.5くらいにはなった。しかし負けた。問題は投票率を上げることだ。その気になればやれる。57%くらいの投票率だったが、60%を超えれば勝てたのではないかと思う。出口地調査では無党派層が7対3で野党統一候補に入れている。なんとなくおかしいと思っている人たちが動けば勝負を決する。戦後民主主義の天下分け目の闘いだ。特定秘密保護法と安保法制法は確実に戦争のできる国に変えようとしている。戦争ができる国の特徴は政府が真実を隠すということだ。その兆候は伊勢志摩サミットで消費税増税先送りの理由にしようと、独りよがりなことを言って諸外国の首脳にばかにされた。仕方ないので「新しい判断だ」として消費税増税を先送りした。これは公約違反だがそれを批判するマスコミはない。報道させないように圧力をかけている。事実を覆い隠している。もう一つは政府と国民の関係が逆転することだ。平和な国は人々の幸せをつくることだ。彼らは国民を国家のために尽くす道具にしようとしている。政治への絶望が見える。日本社会が嫌な感じになっている。個人の多様性が失われようとしている。道徳まで点数化される教育は成績評価にもつながる。権力が個人におせっかいをしようとしている。だから、女性に結婚しろ、子どもを産め、活躍しろという。自分たちの生活を良くするためじゃなく、国のために道具として使われようとしている。自民党の憲法草案はそういう内容だ。今止めなければ止められない。子どもの頃、「お父さんは何故戦争に反対しなかったのか?」と聞いたことがあるが、言えないのが過去であり、報道規制もされる。今度の選挙は日本の民主主義にとってポイントリターンとなる。大変な難事業だ。岡山から黒石さんを送りだし、人間の尊厳を守る運動を進めよう。
シールズ関西の塩田さんのトーク
神戸に住んでいるが岡山は近い。会場は明るさがある。選挙は勝たないといけない。昨年安保法制が成立、その後の運動でいつも言われるのは政治も社会も変わらないと。しかし、よく考えてほしい。かつて選挙権は一部の人にしか与えられてなかった。その後は国民にも与えられたが女性にはなかった。女性の選挙権獲得の運動が始まった。だから選挙権がある。ヘイトスピーチも規制させた。短期間に法律ができ中止に追い込んだ。市民が動けば確実に社会は変わる。みんなが立ち上がれば黒人のキング牧師のように政治や社会を変えられる。
安倍政権は失敗した経済政策を重点にしている。選挙が終われば改憲を言い出す。歴史は示している。僕たちは未来と生活を絶対に渡さない。だからこそ行動しなければならない。市民が選挙に参加する。黒石さんが勝てば市民が勝つ。新しい人が運動に参加する。一番大切なことは友達に声を掛けること。岡山は政党と市民が一つになっている。勝ちに行きましょう。
0 Comments | Posted by kiyoshi in おかやまいっぽん, 山口二郎, 市民連合, 黒石健太郎