カテゴリ 女性の賃金
1月24日県労会議は県春闘共闘発足総会と同時に学習討論集会を開きました。
学習会では、長尾ゆり全労連女性部長のお話を聞きました。テーマは「女性の社会進出と安倍政権の狙い」です。長尾さんは全教、いわゆる学校の先生です。今は全労連の副議長。今回の学習会の講師をお願いしました。
長尾ゆり女性部長
時を同じくして、イスラム国にとらわれた後藤さんのお母さんが記者会見で「日本は憲法9条の国。他国とは戦争をしません。解放してください」と訴えたことを紹介して、戦争を許すかどうか?女性の人権を守るうえで真逆の方向に進んでいるのが安倍首相だと話しました。
長尾さんは自公政権が国会で2/3の議席を占めて憲法改悪を言い出したが、」「ピンチはチャンス」として、面白い年になると今年の運動を見通しました。」
また、安倍政権の2枚舌には目が点になるとして、「21世紀の今、憤激すべきは女性に対する性暴力がはびこっている」と2013年9月に国連総会で言った言葉を紹介しました。「慰安婦問題は軍による強制はなかった」と平気で堂々と嘘を言うその欺瞞性を批判しました。
集団的自衛権など戦争をはじめようとする安倍首相だが、戦前の女性は兵隊を生み出す道具にさせられたと歴史を振り返りました。真に女性が輝くためには憲法に記された「すべて国民は個人として尊重される」が政治の基本に据えられなければならないと強調しました。
どう運動を展開するかについて、「足を踏み出せば共同が広がる」として展望を示し、女性らしさが労働運動に広がるように呼びかけました。
再び、団結がんばろう
最後に、女性らしさ男性らしさを押し付けられるのは嫌だ。女性らしさ、男性らしさを自らが発揮して声を上げることが大切。安倍流「富国強兵」を許さない運動を、憲法を力に進めようと
締めくくりました。よくわかり、励まされるお話でした。
0 Comments | Posted by kiyoshi in ILO条約, 女性の権利, 女性の賃金