カテゴリ 女性の中央集会
とき:2017年10月14日~15日
ところ:東京銀座ブロッサム、東京ガーデンパレス
10月14日から2日間、第62回はたらく女性の中央集会が開かれ全国から520人が参加しました。全大会は新婦人中央市部コーラスグループ・エーデルワイスの皆さんの「築地市場の豊洲移転に反対」を訴える合唱で始まりました。東京医労連チーム美魔女隊も「365日自分らしく働きたい」とダンスと歌でオープニングに華を添え、幕開けです。
長尾ゆり実行委員長は「憲法が戦後最大の危機を迎え、総選挙が闘われる中での開催となった。国難突破解散というが安倍首相がやっていることが一番の国難だ。1%のお金持ちのためのアベノミクスではなく、99%のための経済政策を。戦争する国づくり、9条改憲が狙われている。女性の活躍どころか、女性の権利や願いが壊されている。声をあげ、手をつなぎ、いのちと暮らし、平和を守りましょう」とあいさつしました。
記念講演では「生きづらい社会を変える処方箋~いのち・平和・人権」をテーマに香山リカさん(立教大学現代心理学部教授)が、「女性には見えないしがらみがあり、悩んでいる女性が多い」とゆがんだ社会感を解説しました。さらに「安倍首相の本音は、家の中で女が家事・育児・介護をする社会感であり、福祉の切り捨てだ。国に頼らず、家族で助け合ってやれという意図が見える。女性の活躍は女性の生き方を肯定したものではない」と話し、「改憲を許さない本質を見極める力が必要だ。たおやかで優しい女性的なセンスが生活や政治に求められている。女性が声を上げよう」と呼びかけました。
文化行事では世界的にも例が少ないビオラとコントラバスの2重奏が会場に響き、参加者からは「優しい響きに癒された」などの感想が聞かれました。
14日の集会後、「はたらく女性のパレード」が行われ、「労働時間は8時間」「戦争する国づくりはすぐやめて」とアピールしました。岡山からの参加者から「仕事に家庭にと心にゆとりがないことに気付いた」「考える必要性や選挙に行く意味を理解した」などの感想が聞かれました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 女性の中央集会