岡山県労働組合会議

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カテゴリ   倉敷民商弾圧事件

と き:2017年1月31日13時30分~

ところ:岡山市シンフォニーイベントホール

1月31日(火)13時30分から、倉敷民商弾圧事件・小原さん、須増さん、禰屋さん3人の不当逮捕から3年目となりますが、岡山シンフォニー・イべントホールで「不当逮捕に抗議する怒りの全国集会」が開かれました。会場には約200人が参加して、全国の仲間から3人への激励の言葉や民商弾圧に対する怒りの声と「弾圧を跳ね返そう」の掛け声が会場に響き渡りました。

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集会では中央・国民救援会の鈴木さんから司会を兼ねて「弾圧に抗議して、3月に判決を迎える禰屋さんの無罪を勝ち取る集会にしよう」声掛けが行われました。地元支える会の山川さんや清水弁護団長のお話からは、独善的な安倍政権への批判と同時に「世論の力で弾圧を跳ね返そう」との気迫が伝わってきました。岡邑・千田両弁護士からは経過報告や罪状に信憑性がないことなどが話され、「裁判の経過は最初から差別的で、裁判長の傍聴者への態度も威圧的だ」としてその異常が明らかにされました。

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会場は、愛知からは20名もの皆さんが各自プラスターを持ち駆けつけました。大阪からは40人を代表して、関西労働者教育協会の中田進さんがエールを送りました。先生のお話は痛快です。「2つの署名は違いが分かり易くなっているに片方だけ書く人がいます。署名用紙が少ないのに家族の名前をいっぱい書く人もいます」と応援してくれる人の様子を話しました。苦しさをユーモアに変えるセンスは抜群です。東京、兵庫から駆け付けた「倉敷民商を支える会」の支援者からも「激励と署名で弾圧を跳ね返す」との決意が聞かれました。

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不屈にたたかう3人の決意表明、全国各地からの意見表明のあと、最高裁(小原、須増裁判)に公正判決、岡山地裁(禰屋裁判)に無罪判決を求める要請決議を満場の拍手で採択しました。

事件は、会員の納税自主申告を手助けした行為を税理士法違反、会員だった建設会社の脱税行為を脱税ほう助に結び付けて不当逮捕し、禰屋さんは428日も身柄を拘留されました。中小業者の暮らしと権利を守る民商をつぶそうという権力弾圧以外の何物でもありません。

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集会は、このあと岡山駅前まで「不当弾圧を許さないぞ」のシュプレヒコールを繰り返し、市民に事件の経過と支援を訴えながらデモ行進しました。

久々の桃太郎通りのデモ行進の指揮を執りましたが、労働者のデモとは違って参加者からは苦情が飛び出す状態で、私は事務局でもないに疲れました。デモはやはり準備が大切です。

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とき:2016年7月23日(土)13時30分~

ところ:民商会館

7.23倉敷民商弾圧事件の勝利をめざす最高裁上告趣意書の学習・決起集会が開かれました。

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納税申告をサポートしてなぜ悪い、自主申告権を守れと検察の圧力、不当な裁判と闘う倉敷民商弾圧事件(小原・須増さん)は昨年4月14日に岡山地裁で有罪となりました。

この判決は検察の当初の求刑からすれば軽いものでした。裁判でも「小原さん、須増さんは中小業者のためにやったことであり、私利私欲はなく、2人が作成した確定申告書には誤りもなく、課税の適正は害されていない」と判断されました。しかし、引き続き闘われた高裁の判決はひどいものでした。

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弁護団が主張した「結社の自由」という主張にもとづいた証人採用や証人尋問が一切認めることなく1回で結審するという地裁以上にひどい内容でした。権力と闘う裁判の厳しさを示すものです。原告は直ちに上告し、上告趣意書を提出しています。

その趣意書の内容は膨大なものですが、最高裁へは国民救援会や支援団体が毎月、東京に出向き公正な裁判を求めて要請を行っています。

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最高裁では裁判が開かれずに棄却されることはよくあることです。須増さんや小原さんの無罪を勝ち取るためには、どうしても最高裁の弁論を開かせることが重要です。そのためにも考えられるできる限りのことをやり切り、裁判に勝とうと開かれた学習・決起集会です。集会には40人が参加しました。

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主には上告趣意書のポイントを掴むこと、裁判長に自筆の要請書を加工ということ、署名や代表団を送る支援募金を集めようとするものです。

上告趣意書については弁護団事務局長の岡邑祐樹(オカムラユウキ)弁護士が説明にあたりました。先生によるとポイントは5つです。

第1は税理士制度・納税者の権利憲章の国際的分析、第2は何のために税理士法52条があるのか、第3は一律に罰する必要はないこと、第4は結社の自由、第5は相模原交友会事件判決の批判です。説明は結社の自由いついてだけ簡単に記します。

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その1点目は倉敷民商が政治的アピールをする表現的結社であると同時に、相互扶助的な協同組合的結社であることです。そうした結社は営利を目的とした株式会社よりもより強い憲法上の保障がなされるべきというものでした。2点目は他人の求めに応じて税理士業務を行ったのかどうかが争われていますが、民商事務局員は株式会社の従業員と同じように、民商会員と事務局員は「他人」の関係とは言えないと指摘していることです。つまり、他人の求めに応じて申告書を作成していないのです。ここが重要な点です。

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集会では国民救援会の竹原事務局長から自筆の要請書を書こうということ、署名を進めることや月1回の最高裁要請に代表を送って、直接要請をするというものです。

権力と闘う厳しさを考えられるすべての方法で闘おうと呼びかけられました。

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とき:2015年2月28日(土)13時30分~16時

ところ:民商会館3階ホール

倉敷民商弾圧事件に断固抗議し、勾留された3人の事務局員を支援する岡山の会が2月4日に結成されました。その後、裁判所前での抗議行動を公判の度に行ってきましたが、この程、全国にも案内をするなどして岡山市を中心に、「禰屋町子さんの1年を超す勾留は人権侵害」とする総決起集会が開かれました。120人が参加、大阪泉南市からもバスで来ていただきました。

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則武弁護士がこの事件の本質をお話しされました。一つは倉敷民商への組織的弾圧、もう一つは増税路線に反対する勢力の抑え込みです。民主商工会の事務局員を脱税ほう助、税理士法違反で逮捕、拘束、勾留という民主主義国家にあっては絶対に許されない警察権力の暴走です。消費税増税反対を訴える民商がよほど憎いのでしょう。

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税務申告を税理士法に違反して個人の申告を手伝ったというのが容疑ですが、こんなことが違反だといわれれば、会計ソフトの違反、サポートも違反です。慣れた人が申告の仕方を指南することが犯罪者扱いされるという無茶苦茶なでっち上げ犯罪です。国民の自主的な納税義務を支援することがそんなにいけないことでしょうか?禰屋さんに至っては脱税ほう助も付いています。そもそも禰屋さんは五輪建設の脱税を、それとは知らずに手伝わされた被害者です。それを黙秘するという権利を行使していることで勾留されています。警察の筋書き通りに自白しないからとした見せしめです。国民の常識からして信じられませんが犯罪者にされています。冤罪をでっち上げて全国の民商を潰そうとでもいうのでしょうか?戦争をする政権にとって増税に反対する勢力は我慢できないのでしょうね。これでは戦前・戦中の特高警察と同じです。禰屋町子さんはもう13ヵ月も勾留されています。

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罪を犯しているわけでもなく、黙秘をしているだけで小さな部屋に閉じ込め、座らされ、運動の許されない監獄で誰とも話ができない状態で置かれています。トイレも一緒で名前さえ呼ばれない犯罪者同然の扱いです。さぞ悔しいでしょうね。これを人権侵害と言わず、何といったらいいのでしょうか?全く許せない。これを機会に犯罪者の扱いにも疑問を持つようになりました。東京からは全商連の磯谷副会長、国民救援会の鈴木事務局長も来られ、それぞれが支援と警察権力の狙いを説明され、支援が訴えられました。集会は参加者の大きな怒りとともに、支援を広げこの暴挙を全国に知らせようとする決意に満ち溢れました。

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