岡山県労働組合会議

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連想分類語  安保条約連続学習会

とき:2010年6月11日(金)18時~

ところ:岡山県労会議

概要:安保条約を暮らしから考えようと、初めてこの企画。第1回は「安保条約から考える食と環境」と題して、県学習協の長久啓太さんにお願いしました。安保条約の簡単な歴史が話され、その条約の中には第2条に経済協力条項があり、これが日本の食糧自給率を40%にまで押し下げている、と具体的な事例を通して学ぶことができました。参加者は13人。なかなか、賑やかの意見交流もでき、楽しい学習会となりました。

パワーポイントでわかりやすく、和気あいあいの学習会でした。

今日の農業をだめにしたのは、1961年に制定された農業基本法であり、農産物の輸入自由化で日本はアメリカのあまっている農産物(小麦や大豆)を大量に輸入しはじめました。1988年には農産物12品目と牛肉・オレンジの自由化で日本の関連産業は大打撃を受けました。輸入自由化の第3段階はWTO(世界貿易機関)協定の受け入れと米の輸入自由化で日本はミニマムアクセス米を毎年77万トンも輸入するようになりました。その後、森林も商店街もという形で、日本はアメリカが毎年要求してくる年次改革要望書の基づき、これを受け入れ、次々に日本の産業と小売業をダメにしてきました。

ケーキを食べながらのちょっと得する学習会でした。

意見交流では、輸入された小麦やミルクのまずい給食が話題になったり、日本の農業が破壊されていく現実を目の当たりにしてきた元農民の方などの話に、安保を実感する交流会となりました。また、若い青年からは、農業はやり方で次第で、やっていけるのではないか?と海外旅行の経験から話題が提供されました。また、野菜が高いのはなぜか?など農業の仕組みにも話題は及びました。国鉄の労働者からは「かっては、戦争のための物資は運ばないと貨物列車を止める運動もしてきたが、今は何でも運ばないと赤字になる社会になって、運動も変わってきた」など複雑な心境も語られました。

学習会は3回連続です。コーヒーにケーキ、安保のブックレット付きの至れり尽くせりの学習会にあなたも是非ご参加ください。

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