岡山県労働組合会議

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連想分類語  マルクスの思想を今に生かす

と き:2012年4月20日(金)

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 学習の友社刊「マルクスの思想を今に生かす」の出版を記念して、8人の執筆者内の1人である、伊藤敬さん(哲学・宗教・芸術論研究者)を招いての講演が行われました。伊藤敬さんは第7章「マルクスの『宗教とその未来』論」の執筆を担当されています。 「宗教の圧倒的影響力と脱宗教化」「非科学的迷信vs内面的安心立命」「宗教を社会科学の眼で外的にみるvs宗教的求道にふみこむ」という難解なテーマであったにも関わらず17人が参加しました。

岡山県学習協の長久啓太さんが本を紹介(^_^)/

 伊藤敬さんはマルクスの宗教論は殆どがフォイエルバッハのものであるとし、「進行が権力に巧妙に利用されるのは物質的現実的解決でないにもかかわらず、悩みや不幸を精神的に一見解決する効果をもつことにある。マルクスの目からは、キリスト教(19世紀ドイツ)はイデオロギー支配の装置であった」と話しました。

伊藤敬さん自身のバックヤードにも触れられました(*^^)v

マルクスが問題にしているのはあくまでも現実社会です。天国の批判→地上の批判。宗教の批判→法の批判。神学の批判→政治の批判という構図が見て取れます。時代と共にキリスト教の中心教義も変化していきたことについて伊藤敬さんは、「隣人とは搾取された社会階級、支配されている民衆、民族。愛とは政治的愛。すなわち、他人の労働の価値を私物化する少数者に都合のいい社会構造を変革すること。回心とは、貧しく抑圧されている者の解放に自らかかわることである」とまとめました。マルクスの宗教止揚論を巡っては、「世界では脱宗教化、宗教の世俗化が進んでいます。英・仏・スウェーデンの調査では毎週教会に出席せいているのは全体の5%以下となっています」、「内面的精神的自己感情や自己の対象化は長期的にみて社会の発展につれて深まりこそすれ消滅することはない」と宗教の未来について話しました。日本の宗教事情はキリスト教が国教であった19世紀ドイツと根本的に異なります。日本では今日、宗教はともかくも国家にとっては私事です。しかし、日本において最初の社会主義政党、社会民主党は日本のキリスト者たちが創設しました。勢力は小さいようで社会的影響力は非常に大きなものがあります。

最後に、「超自然と迷信の否定。個人の神格化の廃止。神の人格化の否定はイエスやブッダが提唱した根源的問題であり核心です」とまとめました。


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