岡山県労働組合会議

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カテゴリ   JAL原告団

とき:2015年10月27日(火)12時15分∼

ところ:岡山駅西口さんすて

月に1度のJAL宣伝。今日は8人も参加してくれました。すごいです。昨日の戦争法廃止宣伝もそうでしたが、参加人数が増え始めました。非常に嬉しいです。という訳できょうはテンションが上がりました。JALの経営破綻から解雇事件、さらには裁判のことや自主決着をめざして交渉を重ねていることなどをお話しました。そこで、私たち空の公共交通機関を利用するものとしての社会的経済的な問題を認識してほしいと訴えました。

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第1はベテランの解雇は空の安全にとって由々しき問題に繋がること、第2は当時の稲盛会長が安全は二の次で儲けが1番と言っていること、第3は役員が誰ひとり経営破綻の責任を取らず一般職員の首切りでその責任を押し付けたこと、第4は今では合理化のために飛行機の整備が充分に行われておらずトラブルが絶えないこと、第5はパイロットや職員教育のできる乗務員が足らないにも関わらず職場に戻さないことなどを強調しました。年配のご婦人たちが(多分旅行者だと思う)珍しそうに横断幕を眺めていました。

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チラシも20分くらいで350枚配りましたが、その時点で思わぬ妨害に会いました。酔っ払いのおじさんが突然手を上げて「意見がある」あると大きな声を上げました。こちらが手を振って「お断り」をすると、さらにエスカレートして近づいてきましたが、仲間が制止してくれたものの、「喚き散らす」状態で、やむを得ず宣伝は中止しました。ハプニングは付き物という心構えで宣伝を続けていますが、さすがに参りました。その酔っ払いが言っていたのは「賃金が高いから首になった」とのことだったが、よくある誤解であり、間違った認識です。私たちが2010年~2011年にかけて宣伝していた頃に、街頭でよく言われました。思い出しました。リーマンショックで倒産が相次ぎ、就職も思うようにできないようになった社会になっていただけにバッシングも強い時期でした。

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結局、JALの解雇事件も政府の宣伝に利用され、解雇自由な社会を野放しにした形になったのは非常に残念です。それだけに、整理解雇は絶対に許せないという社会的世論の形成が必要でした。公務員の賃金が高いと言われ、賃下げのもと、民間の給与も押さえられた時期(今も続いている)でしたから「給与が高い」という宣伝に国民が振り回されるのは大変危険です。しかし、酔っ払いのおっさんにそんなこと言っても無駄。周りの迷惑を考えて宣伝は中止としました。来月はまた頑張ります。

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とき:2015年6月25日(木)∼26日(金)

県労会議とJAL不当解雇撤回争議支援団体は6月25日~26日、大阪原告2名と航空労組連絡会の組合員6名を迎えて、岡山駅と倉敷駅で宣伝を行いました。原告と大阪航空労組連絡会の仲間は労組・民主団体への支援要請を行い、争議の状況を説明しました。

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25日昼休み、岡山駅西口さんすてに集合した国労や自治労連、医労連の仲間に加えて国民救援会も加わって、13人が支援者としてJAL争議団と一緒に宣伝を行いました。

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原告の西岡ひとみさんや小森啓子さんが訴えを行いました。「2010年の年末に165名が整理解雇され、不当解雇撤回のために闘っている。会社は立ち直り、現在では毎年2千憶円以上の利益を上げている。労働条件や航空会社として当たり前の整備点検が不十分な状態で、パイロットや職員の流出が後を絶たない。会社が再生して以降、パイロットは170名も辞め、職員も2千人以上採用しなければいけない状況だ。いつ大きな事故が起こってもおかしくない。職員は会社に対して危機感を持っている。ベテランを多く含む解雇者を職場に戻し、早期の解決で会社の社会的信用を取り戻したい」と訴えました。用意したチラシ500枚は30分でなくなりました。自分の娘がJALに勤務しているという女性は「知らなかった。怖いですね。心配です」と話しました。

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午後からの支援行動では「植木社長への早期解決を求めるFAX要請に協力を」と訴え、各団体から快諾を得ると原告団は、「岡山の皆さんは本当に熱い支援を毎年いただいている。有難い。勇気づけられる」と口々に話しました。2日間の要請で募金も13万3千円が寄せられました。26日の倉敷駅での早朝宣伝行動では11人の仲間が支援に駆けつけました。田辺倉敷市議も参加していただき、訴えもしていただきました。ここでもチラシを500枚以上配り切り、反応の良さに原告団は励まされました。

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25日の集会では原告からの報告に加えて、初めての試みでしたが参加者からの質問や意見交換を中心に交流しました。「植木社長ってどんな人?」「大阪では不当解雇で闘った女性が勝利しているがその要因は?」「退職した人は会社の事を何と言っているのか」「そんなひどい会社になぜ戻るの?」などの質問で大いに認識を深め充実した時間を過ごしました。

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とき:2015年4月25日(土)10時30分∼

ところ:国際交流センター地下レセプションホール

4月25日、国労主催による「JR福知山線脱線事故を問う集会」が開かれ、60名が参加しました。集会では後藤委員長の挨拶をはじめ、乗務員(車掌)、運転手、施設管理の各担当者から勤務の実態と安全管理面での会社の対応が報告されました。また、公共交通機関の安全を追求する今回の集会の趣旨に沿って、JAL争議団大阪原告の西岡ひとみさんが、空の安全が軽視されている実態を紹介しながら争議への支援を訴えました。

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後藤委員長は「福知山脱線事故から10年が経過した。JR西日本の真鍋社長は社員向けのメッセージとして、事故からの10年間はJR西日本にとって節目でも区切りでもない。引き続き安全性向上に取り組む。不断の努力と事故を風化させない決意で信頼回復に努める、と言っているが事故前の体質に戻りつつあると感じている。それは、保線業務に携わる職員の墜落事故、列車退避不良など危険と隣り合わせの状態が続いていることからも明らか。社員の安全が保障されなければ利用者の安全もない。安全行動計画2017が実施されて3年目となる。しかし、今年の2月、山陽線で列車とトラックの衝突事故が発生して負傷者が出た。昨年9月にはJR北陸線でトラックと衝突して列車が脱線。信頼回復としながらも事故前と同じだ。こうした原因は、人員不足と安全装置の未設置、必要以上の示唆確認・声出し動作の強要がある。リスクアセスメントは道半ばだ」と話しました。

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こうした、委員長の話を裏付けるように、現場の組合員が分会を代表して実態を報告しました。

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訴えでは、乗務員分会の組合員が、「信頼回復の象徴として40人の女性車掌を採用しているが、労働条件は全く整備されてない。また、マリンライナーに乗りたいと思っている車掌は一人もいない」として、1人乗車の実態と合理化を強要する会社の対応が紹介されました。運転職場の仲間は、「運転手1人ではミスを起こす原因になる。仮眠も時間も充分でない。福知山線の事故後、ミスを報告すると勤務をはずされ、岡山支社では自ら命を絶った仲間もいる。モニター設置もあって、常に監視労働を強いられている」と厳しい運転業務の実態を告発しました。保線の仲間は、「線路のボルトの緩みやレールの摩耗検査を下請けにやらせるのは事故の原因になる。直営では年2回だがこれが1回となっており、安全は守れない」と指摘しました。安全管理に関わる組合は、「JA西日本は可動式、固定式の介助ガードの設置にお金を出し渋り、ロープの防護策を設置しているが、傘や手荷物で可動しない場合がある。要員定数の見直し案なども出ているが、人員を削っての安全対策は無理」とJR西日本の対応を批判しました。

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JAL大阪原告団の西岡ひとみさんは、「最高裁で棄却された135名の原告はこれからも闘い続ける。司法の判断がどうであれ真実は一つだ。支援をお願いしたい。稲盛前会長が法廷で解雇は必要なかったと言っているように、これからも職場に戻せと訴え続ける。御巣鷹山に日航ジャンボジェット機が墜落して30年になる。JALは様々な事故を経験しているが、その原因にクワラルンプールのDC8型機の事故(1977年)でマレーシアに墜落した。JALはこの時、企業理念の中に経済性を突然入れ込んできた。操縦席の中ではパワハラもあって、決して雰囲気は良くなかった。機長が経済性のために嵐の中を直陸しようとして事故が起こった。会社の労務政策やモノも言えない職場などの問題もあって、1982年の羽田沖の事故では、機長の心身症が発覚して航空機関士がこれを制止した。事故は起こったが生存者を残すことができた。ドイツのジャーマンウィグス機の機長も精神疾患でかなり追いつめられていた。私もその機長を知っているが、愚痴も言えない状態で追い詰められていた。JR福知山線事故での当時の運転手が休日もなく働いていた実態があった。どうしてマスコミは報道しないのか不思議だった。最近の話では、JALでもパイロットの勤務協定違反が98件もあったと聞いた。3月に58歳の機長が脳梗塞で在職死亡した。乗務中だとすれば大変なことだ。パイロットの健康診断も年2回だったのが、今では年1回になっている。JALではパイロットが集まらなくて、試験に落ちた人をもう一度集めて採用している。その数が30名としてマスコミでも話題になった。しかし、技術を教えてくれる人もいないのが実態だ。稲盛会長は利益なくして安全はない。御巣鷹山事故で社員は安全・安全とトラウマになっていると言った。現在の植木社長は過去の事故は忘れて、新たなスタートを切ろうとまで言っている。御巣鷹山の遺族をこれほど冒涜する言葉はない。JAL原告団は、皆さんに利用者の立場として、解雇を撤回して空の安全の守れという社長宛の要請ハガキ運動をお願いしている。是非とも協力を」と訴えました。

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その後、集会参加者は岡山駅さんすて広場にて、約30名が参加して「公共交通の安全を守れ、JAL原告団を職場に戻せ」と宣伝を行い、チラシ300枚を配布しました。

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