岡山県労働組合会議

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カテゴリ   非正規集会

と き:2017年5月28日(日)10時~

ところ:勤労者福祉センター第2会議室

5月28日(日)、おかやま非正規働く仲間の交流集会2017を開きました。参加者は20人くらいですが、県労会議のブログを見て参加された方も2名。日本原水協の前川史郎さん、県労会議・伊原事務局長の話を素材にグループ討論を行いました。

前川さんは「核兵器廃絶のためにできること」というテーマで約90分間、国連の真剣な討論や、戦争放棄に対する日本の憲法9条に関して戦後の中学1年生の教科書に書かれている内容などが紹介されました。国連の真摯で格調の高い討論を聞き、日本政府の稚拙で無責任な核兵器禁止条約反対の論理が情けなく残念な気持ちになりました。期待してなくともあまりのレベルの低さに唖然です。この政権は長く持たないと確信しました。これでは労働組合とは言えません。

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前川さんのお話から、「世界から核の恐怖をなくそう」という熱心な議論と世界の動きを知ることができました。オーストリア大使の発言を参加者で読み合わせしましたが、分かり易く、格調高く、素晴らしい内容です。被爆者の訴えが世界を動かしていることに日本人として誇りを覚えました。原水協運動の誇り高い運動に共感し、お話を新鮮な思いで聞きました。

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伊原事務局長は「働き方を考える」をテーマに過労死促進法ともいえる労働法制の規制緩和と私たちの闘いについて、「賃金とは何かをしっかりつかみ、労働運動の役割を見直そう」と呼びかけました。非正規労働者が大量に生み出されたのは政府や企業が大量に安い賃金の労働力を求め、それを政策に盛り込ませた結果だということ。働きにくさの要因には資本の側の思惑があり、労働者の意図しないところで争われる資本家同士の競争が背景にあると、話しました。年間で960時間もの残業を認めることは過労死を容認して、労働者を者扱いする法律ができれば企業責任を問えなくなります。これは大問題です。連合もここまで来たか?とその転落ぶりに驚くばかりです。

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グループの討論は盛り上がりました。共謀罪の話も出ましたが。「いつからこんな社会になったのか?」と疑問の声が出たほどです。安倍首相に対する疑問と同時に、平和を求める運動を幅広く取り組もうと、意欲に満ちた議論になりました。話題は青年の政治的無関心、学校教育の変質、賃金をどうやって上げるのか?など、さまざまに意見が交わされました。

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私も皆さんのお話に共感しながら元気の出る話をと促され、「運動は裏切らない。最賃もわずか22円だがそれでも画期的な引き上げだった。自治体の非正規労働者の賃金も上がっている。最賃運動の成果だ。平和問題では何よりも核兵器廃絶が日本国民の悲願だった。それが国連で核兵器の禁止の条約にまで議論が広がったことに確信を持つ必要がある」とお話しました。

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