岡山県労働組合会議

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カテゴリ   過労死等防止対策推進法

とき:2015年1月17日(土)13時∼

ところ:岡山労働福祉事業会館5階

1月17日(土)過労死等防止対策推進法制定を記念してつどいが開かれました。記念講演は全国過労死を考える会の寺西笑子さんです、つどいには60名が参加しました。このつどいは岡山県過労死家族の会のお世話で岡山労働局、岡山県、県労会議、県労災職業病過労死センターが後援しました。

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秋山達也さん(岡山労働局労働基準部長)挨拶

 

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寺西笑子さん(過労死を考える家族の会)
寺西さんは夫を過労死でなくされました。その無念さから夫の労災認定と今回の過労死防止の法律制定に尽力されました。お話は聞いていて酷いと思えるほどの内容でした。17年間働き、バブル崩壊で経営が悪化した飲食店を立て直すために、年間で4000時間も働き、それでも右肩上がりの業績にならなかった事を不満とした社長と上司から叱責され、降格されて精神的にも追い込まれた夫は自殺に追い込まれました。夫の無念さ、悔しさをどうしたら晴らすことができるのか?当初は涙を流して誤っていた社長や上司は、その後手のひらを返したように夫の労働実態を隠すようにかん口令を敷きました。寺西さんは裁判に訴えました。会社は労災を否定しましたが、支援者の励ましや退職された方の証言も1年して明らかとなり勝利しました。会社は謝罪しましたが、許せない気持ちに変わりはありません。過労死をなくしたいと思う気持ちは、悪質な企業の名前公表を求める裁判へと進みましたが最高裁で棄却となりました。しかし、それは厚生労働省を動かし、2013年9月にはブラック企業問題などもあって、「企業名の公表」とする指導強化に繋がりました。それでも寺西さんの「これ以上の過労死は国の優秀な人材を失うだけ」と言う張れない気持ちが「過労死防止法制定」の運動に駆り立てました。そこに至るまでの苦労は語りつくせないほどです。過労死でお父さんを亡くし、いじめられた子どもさんの作文は痛ましくて、言葉もありません。法律はできましたが、安倍政権はこれとは全く逆に新たな過労死を生み出す労働法制の規制緩和に踏み出そうとしています。廃案になってもあきらめる様子はありません。実効ある法律にするために闘いは続きます。

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