岡山県労働組合会議

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カテゴリ   幹事会

とき:2015年1月24日(土)10時~12時30分

ところ:岡山市勤労者福祉センター

岡山県労働組合会議は2015年春闘方針を決める第41回幹事会を開きました。幹事会後は全労連・長尾ゆり女性部長(全労連副議長)から「女性の社会進出と安倍政権のねらい」とするテーマで講演をいただきました。

幹 事会では花田議長があいさつ、「イスラム国に捕えられた後藤さんの解放を願っている。彼のお母さんが日本は憲法9条を持つ国、日本は70年間戦争をしていない国、と訴える姿に戦争する国づくりは許されない」と冒頭に話しました。また、2015年春闘の闘いに触れて、「消費税増税や諸物価の値上がりで生活は厳しくなっている。大企業の内部留保の吐き出させる大運動で中小を支援し、地域経済を再生していく春闘にしたい。3月11日の回答指定日は連合回答の1週間前であり、集中した取り組みで回答を引き出したい」としました。また、公務員賃金にも関わって「昨年は賃金引き上げを実現したが、来年からの2%引き下げを阻止する闘いが必要。自治労連の仲間が官民一体で疲弊した経済を回復させる闘いを組織する必要がある」と述べました。

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あいさつをする花田議長

来賓として出席した共産党県委員会の植本書記長は、「総選挙ではお世話になった。今春闘ほど国民の期待が高まっている時はない。全労連の仲間の闘いに全国が注目している。労働者の闘いなくして賃上げや悪政ストップはない」と励ましました。

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植本書記長(日本共産党岡山県委員会)

伊原事務局長の議案提案を経て8人の幹事が発言しました。

・県医労連の福田幹事は「2015年の予算案では窓口・受益者負担など社会保障の大改悪が

準備されている。3年前に自立・自助・共助を基本とした社会保障関連法案が強行されたことに端を発している。国保の広域化など、自分の力で生きろと言わんばかりの改悪法案だ。全力を上げて闘い、改悪を阻止して、社会保障復活元年としたい」と発言しました。

・自治労連の鷲尾幹事は「11月に地方創生関連2法が成立したが、安倍内閣は地方創生を掲げた増田レポートを逆手にとって地方再編、富国強兵国家をつくろうとしている。それは地方と国の役割分担の名による道州制の導入だ。地方再生に取り組もうとしている自治体の首長も首をかしげている。悪政と対峙し住みやすい街づくりのために奮闘する。東京では非正規労働者を正規化するための予算化を進めているが岡山県でもできないか?対県要求に反映させてほしい」

・建交労の朝倉幹事は「じん肺キャラバンではお世話になった。建交労は労災職業病支部と高齢者事業団で成り立っているが、公契約キャラバンでも話題にするが、委託業務費に設計労務単価が反映されていない。子どもの医療費や少人数学級にも目を向けたい。地域の安全や防災についても労組と住民の要求運動が必要です。倉敷民商問題も継続した支援が必要になっている」と運動の広がりを説明しました。

・国労・藤原幹事は「国労の統一要求を確認し8項目の基本要求を掲げて闘っている。賃金では会社間格差の是正で10万円も開きがある。職種の在職条例の違いによって賃金が違い60歳以上では時間給1250円で働く。これでは年収が250万円にしかならない。サイービス残業は根絶させたが長時間労働は改善されないままだ。2万9千人職員がいるが2400人は非正規労働者で5年に2回しか正社員の試験を受けることができない。受からなければ雇い止めになる。今年は5%1万5千円の要求で闘う」と困難な中でも情勢を切り開く決意を示しました。

・県国公・蓬代「職場は気象台。測候所の統廃合・定員削減に反対する請願署名に取り組んできたが採択されたことがない。地球規模の異常気象で広島の土砂災害も起きた。自然の驚異から国民を守るのが予報官の役割だ。基盤となる業務の拡充と整備が必要だ。津山の測候所も廃止され、岡山航空機の気象観測所も民間委託となった。これでいいのか?国公労連として行政の民営化に向けて課題がある。賃下げ訴訟は昨年10月30日に判決が出たが、減額は合憲との判決となった。俸給を2%引き下げ、原資を大都市の地域手当として4月から配分するというものだ。公務の賃下げは春闘全体に悪影響を与えている。賃下げをさせない闘いに全力を上げたい」と決意を語りました。

・自治労連・鳩幹事は「賃上げは組合があってこそ勝ち取ったものだ。目に見える宣伝が必要とDVDを作成、職場学習に活用した。人事院勧告は地方にも強要するもので、12月の交渉ではプラスを勝ち取り、引き下げは先送りさせた。倉敷では残念ながら2月議会で賃下げが提案されるが何としても阻止したい。運動の成果を職場で語りながら組合員拡大につなげたい」と報告しました。

・年金者組合・東幹事は「年金削減で全国29万を超える請願署名運動を展開。岡山県は3000を超えた。行政不服審査請求にも取り組んだが棄却された。今後は集団訴訟に踏み切る決意だ。年金はマクロスライド経済スライド制で今後30年間に25%も削減する仕組みになっている。許せない」と運動を紹介しました。

・高教組・有馬幹事は「子どもの貧困化は急激に進んでいる。安倍政権の教育再生で子ども達は過度の競争に駆り立てられ苦しんでいる。教研集会でも議論しながら運動をすすめたい。岡山県が成績を上げた学校に100万円を配る政策を今年も進めようとしている。職員の評価制度も1年先延ばしにさせた。今後も奮闘する」と発言しました。

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閉会のあいさつを述べる岩佐副議長

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団結がんばろう

*閉会のあいさつに立った岩佐副議長は「私たちの運動はまだ内々の運動だ。外に広げる工夫が必要では?今までの運動を改善する知恵と工夫が求められている。言葉も専門用語を避けて日常に言葉で話し合い、職場の若い人を結集させ、広く運動を展開する気概と意欲を持とう。県高教組も組合員拡大で昨年の実績を超えるところまできた。春闘では大いに奮闘しよう」と呼びかけ、最後は花田議長の「団結がんばろう」で閉会しました。

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