岡山県労働組合会議

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カテゴリ   全労連評議員会

とき:2017年7月27日~28日

ところ:全労連会館2階ホール

7月27日から2日間、全労連評議員会が開かれました。評議員や役員、傍聴など203人が参加する大会に次ぐ決定機関ですが、全労連の大会は2年ごとです。その間の方針を補強する重要な会議です。2日間で38人が発言しました。前大会以降、事務局長が急死する事態となり、事務局次長が急遽代行する形になりましたが、さすがに全労連の人材は信頼に足る人が多いです。ところで評議員会は、前大会で確認された3点の到達とそれをさらに発展させる方向が方針の補強として採択されました。①は組織拡大、②は8時間働けば人間らしい暮らしができる社会の実現、③は安倍政権を退陣に追い込むこと、改憲を許さず戦争する国づくりをさせない取り組みを確認しました。組織拡大や憲法に関する発言は16本、労働法制は5本、最賃や春闘、賃金闘争は14本出されました。

賃上げではJMITUから、「東京北部の単組が1年前から準備を進めて3万円の賃上げを勝ち取った経験や大幅賃上げを諦めがちだが初任給で12,500円を実現した。千葉の支部では非正規から正規への転換で7万円の賃上げを実現。第1次・2次の闘いで3700人が統一ストに立ち上がった」と報告しました。

組織拡大について北海道労連は、「5つの指標で1年間を総括した。要求は前進したのか?活動家は増えたのか?組合員は増えたのか?組織は増えたのか?日常活動は前進したのか?など新しい視点で運動を捉える試みを始めた。無期雇用転換では組合に入れば不安定雇用を変えられるという希望と励ましが求められている。この問題はマスコミを通じて道民に広がった」と方針を実践するための工夫や組合の信頼を広げる運動が強調しました。

日本医労連は、「組織拡大を意識して9年連続増勢で大会を迎え、登録も増やした」と大会60周年を迎えたことが報告しました。

国公の組合からは、「働くルールを確立する運動として過労死110番に取り組み6件の電話はあった。月100時間の残業をしても4割の残業代しか付かない。妻が100~150時間の残業をしている。190時間の休日出勤もあり長時間残業が蔓延している。人事院は改善を求めている。給与削減問題は請求を棄却されたが社会保険庁の闘いでは1人が処分取り消しとなった。仲間を励まし控訴取り下げの運動で北海道では断念させた。外国人実習機構では組合員を30名増やした」と厳しい公務労働を跳ね返す取り組みを紹介しました。

宮城県労連は仙台市長選挙に触れて、「野党共闘は難しい、忍耐が必要。12月には知事選挙もあり、さらに前進させたい。東北大学の限定職員問題は全国どこでも起こりうる問題。1万人いる職員の半分が非正規。3200人の雇い止めを発表。組合に40名が加入して闘っている」と地方労連への期待や取り組みを報告しました。

女性センターの全教の仲間は、「子どもに武器を持たせない。憲法を守り生かそうと連日宣伝に取り組み1263回の宣伝行動を実施。行動して社会とつながることが大切。教職員は集まることも難しくなっているが、それでも集まり、しゃべることで社会と権利を知り、パパママの会をつくって活動している。憲法を生かす取り組みで職場を元気にしよう」と発言しました。

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