岡山県労働組合会議

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1.20社会保障パンフ学習会

と き:2018年1月20日(土)13時30分~

ところ:岡山県労働組合会議 会議室

1月20日、全労連作成の「社会保障パンフレット2018年版)・基本的人権としての社会保障の再生を」の読み合わせ学習会を開き6人が参加しました。
お茶菓子を食べとコーヒーを飲みながら、さながら憲法カフェのようですが、盛り上がって全8章のところ、4章までしか進まず、残りは自分で学習となりました。数字の多いパンフの一人読みはつらいことがありますが、お友達で読み合わせるとさすがに違いますね。話は具体的に個人の体験や知識、感想が出され刺激されながらの2時間でした。


日本の富裕層上位40人の資産が安倍政権の5年間で2倍になったこと、貯蓄ゼロ世帯は427.4万世帯増え、全世帯の35.5%になったことには驚かされます。経済の停滞は社会保障制度が悪くなり、教育費も掛かるからお金を貯めることになり、結局経済が行き詰まると誰もが考えていますが、貯蓄ができない人の多さにはびっくりです。「税金高いよな~」がみんなの声です。「財政の基本的原則」は「出(いずる)を量りて、入(はいる)を制す」だそうです。要するに、国民の基本的人権や教育に対する権利を保障するために必要な際縫うを計算して、それに必要な歳入を税の民主的原則に基づいて調達するという基本原則です。日本の場合はお金がないと言って、歳出を抑えるやり方ですから逆転しています。「所得が一億円を超えると税率が26.7%をピークにグッグッっとさがるのですからお金持ち優遇が激しい。「お金持ちには、自分のもうけたお金を働かない人のために何故出さなければならないのか、という理屈があるんだろうな?」「そう言えば日本人って、ありとキリギリスの考えが染みついている気がする」「働かない人や生活保護を受けている人の中にはぶらぶらしている人もいるけれど、それは一部。そうした人も病気だったり、そもそも働けない人も精神的な病だったりするけど、それが許せない人もいるよな」「自治体がもっと積極的なアプローチをしてほしいね」などと感想が出ると止まりません。


生活保護の利用率はとても低くてわずか1.7%。捕捉率と言って貧困世帯の内で生活保護を受けている人の割合は20.9%ととても低い。にもかかわらず、保護世帯が増えているとプレッシャーをかける政府とマスコミ。不正受給が差も広がっているように見せかける政府のやり方は弱者に冷たい、自己責任の塊の様です。社会保障の理念やそれを推進する責任感が全く欠如しています。
年金の話題で学習会は終わったのですが、「年金少ないね。67歳引き上げはもう決まったのかな?年金を収めてない。収めると生活水準が下がって、生活が厳しくなる」と話すのは派遣で働く女性の会話。ブログを見て学習会にはいつも来てくれます。「年金の積立金174.7兆円が153.4兆円も株式に使われている実態に愕然としました。これじゃ、財源不足は当たり前で、年金で支えられている地域経済はもたないよな」とみんなのため息が聞こえてきました。パンフ学習は話が尽きません。

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