岡山県労働組合会議

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3.29JAL宣伝

3月29日(水)JAL宣伝を行いました。5人が参加、チラシは500枚を配布することができました。定例の宣伝場所となった岡山駅西口サンステは旅行者や昼休みで職場を離れた人たち、リクルート姿の若者が往来しています。横断幕を広げ、のぼりを立てていつものように訴えました。

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日本航空に働く職員165名が整理解雇されたのが2010年の年末でした。伊原事務局長は宣伝で訴えながらは県労会議の当時からの争支援活動が走馬灯のように思い出されたと言います。

日本航空が放漫経営の末に経営破綻して、職員が自主退職に追い込まれ、大幅な企業年金の減額が報じられる中、整理解雇が行われました。国民の目には当時、「当たり前、支援なんて?航空会社は高い給料払っていたのでしょう」という雰囲気が蔓延していました。それでも宣伝をしていると中には分ってくれる人もあり、「そんな事情があったなんて知らなかった。職員に責任はないのに」と署名をしてくださる方も多かった。まだまだ、解雇に同情的な雰囲気がありました。毎月毎月、宣伝を重ねる中で地裁判決に手応えを感じていた運動でしたが、地裁で負け、高裁で負け、最高裁で棄却され、万事休す、と思われましたが争議団は不死鳥のようによみがえり自主決着を目指して現在も頑張っています。6年も前の話ですから忘れている人も多いと思いますがこの問題は決して過去のことではありません。

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さすがに7年目ともあると私たちの運動にも陰りが出始め、最近は支援集会を開くのが怖くなり開いていません。でも、宣伝は続けています。今日も通りすがりの人たちが「何をしているのか?」という顔で横断幕をのぞき込んで、私の訴えを聞いてくださったようでした。チラシを配布している仲間に「空の安全は当然だ、頑張って」と励ましてくれた人、「テレビで見かけない宣伝だ。なにをしているのか?」と関心を持ってくれた人など様々でした。

いろんな宣伝をしているとわかることがあります。こちらを見ている時間が長い人が多いほど注目度は高いと感じています。当然だと思います。年に1回、争議団の方々が岡山に来られます。制服を着たパイロットや客室乗務員の姿に通りがかった高校生がびっくりしていたのを覚えています。パイロットや客室乗務員が解雇で争議を闘っているのですから?まだ、珍しかったのでしょうが、その内に誰もが同じ立場になるだろうと考えてしまいます。月100時間の残業を認める労働法制の改悪が国会に出されているという話もさせていただきました。

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会社に「空の安全を守る」気がないのなら国民の声を運動で守らせることが重要であり、運動によって気付いてもらえることもあります。そのためにも宣伝は必要です。

JAL宣伝には日本の働く者の未来を語る内容がいっぱい詰め込まれています。まだまだ、宣伝を続け、働くこと、公共交通機関の安全性、採算、職員の育成などを訴え続けます。

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