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7.17平和行進in備前市

とき:2016年7月17日(日)9時~

ところ:備前市~岡山市東区COOP西大寺

7月17日(日)、備前市からの平和行進は市役所から始まりました。今日は54人が行進に参加しました。備前市9条の会の中西さん(元市議会議員)は、「備前焼でつくられた手榴弾を示しながら、戦前は何万個とつくられたそうだが、今は備前市伊部の街を歩いて、花瓶や徳利はあっても手榴弾はない。平和であってこそ備前焼も生きてくる」と話しました。

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備前市副市長の有吉さんは、「平和行進を歓迎します。猛暑の中、行進される方や実行委員会の皆さんに敬意を表する。世界で唯一の被爆国の広島にオバマ大統領が訪問し、核兵器廃絶の願いが報道されているが恒久平和の理念を伝えていきたい。備前市は平成20年に核兵器廃絶の平和都市宣言をしている。恒久平和と核兵器廃絶こそ私たちの責務。平和の願いが広がるよう願っている」と市長のメッセージを紹介しました。

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橋本副議長は「平和行進は核兵器廃絶と戦争のない社会の実現のために大変意義深い運動。戦後70年の月日を経て、売国の指導者が広島を訪問され、追悼の意思を示した記念すべき年だったが、依然として多くの国に核兵器が存在している。世界で紛争が続いているが、過去の過ちを繰り返さないためにもこの行進の目的が早期に達成されるよう祈っています」と議長のメッセージを代読されました。

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片上地区の氏橋さんは、「75年間この地に住み続けている。自分は平和都市宣言の街に住んでいることを誇りに思っている。広く青い心を待ち、宝物の平和の心を胸に抱き、次の世代に引き継ごうとされている皆さんはすごい。百年も千年も平和が続いてほしい」と地元を代表した熱烈な激励のあいさつをされました。

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通し行進者の山内金久さんは、「91日間のコースを歩く東京原水協の山内です」と自己紹介しながら、3年間の通し行進の経験と広島大会への決意を語りました。

メアリー・テレーサ・ノーブ(愛称:マテット)さんは、通訳を得て昨日とは打って変わって英語で力強く挨拶しました。「おはようございます。マテット。ノーブです。1999年に平和と人権擁護を目指してフィリピンのミンダナオ島で戦略的地域をめぐる平和キャラバンを行い、アメリカ軍の撤退を求めて、ミンダナオ人権平和運動を結成した。これは平和プロセスの継続で支援を呼びかける行動です。16年間の人権擁護、平和構築、環境に優しい開発、持続可能な社会のために努力してきました。この運動は人々のイニシアチブが如何に重要であるかを物語っています。私たちは核兵器廃絶を求める皆さんの行動に参加することを決めました」笑顔をみせました。

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行進をはじめて私は奇蹟的な体験をしました。それは、いつの間にか年配の女性が行進に同行していることに気が付いたときです。最初はご近所の方が、たまたま同じ方向に歩いていると思いました。しかし、よく見ると運動靴を履かれています。気になって声を掛けました。するとその女性は確かに平和行進参加者でした。「平和行進に参加して下さっているのですか?」と聞くと、「そうです」とお返事されました。お名前は中野さん、87歳とお答えされました。その女性は続いて、「自分は学徒動員によって呉で働いていた。その時、ピカドンが落ちて光るのを目撃した。間もなく地響きがあったが、その時は原爆とはわからなかった。広島の発電所が爆発したと聞かされたが、しばらくして、広島から焼け出された人たちが鉄道に沿ってフラフラと歩いてきた。自分はそのことがあって、若い時には平和行進に参加してきた」とお話されました。暫くして信号のところでその女性とは別れました。長い間、平和行進をしているがこんな経験は初めてでした。

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