岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2015年9月29日

とき:2015年9月29日(火)12時15分∼

ところ:岡山駅東口ビックカメラ前

JAL不当解雇撤回の闘いと支援の運動について、再度振り返りながら「何のための支援」なのかを確認したいと考えながら9月29日、街頭宣伝に立ちました。200枚のチラシが配布できました。参加者は6人。時を重ねる事と忘れることが多いですが、労働組合も支援者が少なくなってきました。熱は次第に冷めています。運動を継続することで炎を消さず、再び燃え上がるのを待つ気持ちで毎月宣伝しています。

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「そんなことしてもダメだ」とのヤジが飛んできましたがそうでしょうか?私たちの運動はJAL本社を追い詰めています。厚労省も「双方の話し合いが必要」との認識を持つようになりました。「裁判に負けたから、ダメ」とは言えなくなっています。政府にも非があります。政府お抱えの航空会社の不祥事から生まれた倒産と再生に関わる問題です。労働者に非があるわけではありません。当時の経営者は必要もないジャンボジェット機を113機も購入。無計画に空港を建設して赤字路線を拡大しました。経営陣の乱脈経営はホテルのリゾート事業、ドルや燃料油の先物取引などで5400億円も損失を出しました。経営者は責任も取らずに、すべてを労働者に押し付けました。こんなことは許せません。労働組合がストライキを掛けて雇用を守るための話し合いを求めましたが、ストライキをすれば再生機構からの支援が打ち切られるとウソまで言って断念させましたこれは不当労働行為です。後に、稲盛元会長が裁判で「解雇の必要性はなかった」と言ったことも忘れません。話し出すとどんどん思い出します。私たちは2010年12月から支援を続けています。岡山に原告はいませんが、労働者の整理解雇は大問題です。絶対に認める訳には行きません。もう、4年と9カ月が経過しました。

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不当労働行為の裁判は原告が優位です。これに勝利すれば、負けた裁判も逆転できる可能性があります。

私たちは岡山空港のJAL営業所にこの問題で要請しました。しかし、対応した事務員は下請け会社の人で要請は受け取れないとしました。苦情や要請は直接電話でJALに言ってくれとのことでした。私たちは、単に解雇だけの問題ではなく、空の安全に関わる重要な問題だからこそ要請をしているのであり、下請けの会社といえども無関心ではいられないと思うのですが、残念でした。こんなことではいつ事故が起きても不思議ではありません。空の安全や会社のコンプライアンスなどを考えれば、どんなことでも聞く耳を持たなくてはいけないはずです。空の公共交通機関の問題は安全抜きには語れませんが、黒字を最優先する会社に私たちの声は届かない仕組みになっていました。

これからこの運動をどうやって広げていくのか?前に進めるのか?模索が続きますが運動は止めません。必ず光は見えると思います。暫くは我慢の時間が続きます。

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