岡山県労働組合会議

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5、16岡山県医労連ナースウェーブ

とき:2015年5月16日(土)13時30分~

ところ:倉敷市芸文館

5月16日(土)、県医労連と県民医連が共催するナースウェーブが倉敷市で取り組まれ、看護師をはじめ医療関係者85名が参加しました。集会後は倉敷駅や美観地区周辺で署名行動が行われ495筆を集約しました。ナースウェーブは日本医労連の呼びかけで春と秋に行われています。安全・安心の医療や介護の実現、看護師の人手不足解消を訴えて全国的に運動しています。今年は秦久美子さん(川崎医療福祉大学保険看護学科)を招いて「だから看護が好き!」というテーマで記念講演が行われました。

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冒頭、県医療連・福田執行委員長が「ナースウェーブが始まったのは1990年で、看護師を旗印にした。さくら前線のように広げようとこの名前がついた。春は全国的に“12日の看護の日”前後に開かれている。昨年は特定看護をテーマに学習してきたが、特定看護は研修を受けなくてもできるのが実態。本来、医者の行為である38項目もやってもいいとされるが、それでは看護とは何かが問われる。多くの国民は知らない。一括法案で充分な審議もなく成立したことが問題。戦争法案に通じるやり方だ。今日は学習会後も街頭で署名をやる。看護の問題を広く訴えよう」と挨拶しました。

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秦さんは記念講演の中で、助産婦としての経験を通して何を学んだのか?を丁寧に話しました。「一つは、性同一性障害の患者さんと向き合い、人を見かけだけで判断しないこと。マイノリティーの人達が生きやすい社会を築くことが必要だと学んだこと。二つ目は、新生児集中治療室の勤務を経て、声を上げることのできない人の代弁者になろうと決意したこと。3つ目は、不妊症の方との出会いで寄り添い、力になりたいとカウンセラーの資格も取得しながら専門性を高めたこと。4つ目は、高齢出産の不妊患者さんの出産に立ちあい、その人らしさの発揮や信頼関係の構築こそ看護のやりがいだ気付いたこと。5つ目は、不育症の人達と出会って、精神的ケアの改善に取り組む中で新しい発見や取り組みができたこと」など、看護の喜びや看護観の成長を紹介しました。さらに秦さんは、看護の喜びはなぜ失われたのか?として、「社会保障としての医療費の削減による病床稼働率向上や入院日数の短縮、慢性的な人手不足が患者さんを継続的に看護できない要因になっていること、機能別の部分的な看護で評価が難しいことなど先が見えず、転帰が分かりにくくなっていること」などを上げました。

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最後に何をなすべきか?として、「看護師としての能力の獲得や国民の命と健康を守る責務」を上げ、働き続け道を切り開こう、と呼びかけました。

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