岡山県労働組合会議

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3.8 国際女性デー 岡山県集会

と き:2014年3月8日(土)14:00~

ところ:岡山県男女共同参画推進センター

概 要

 国際女性デー岡山県集会が開催され81名が参加。開会前にはステラートによるマンドリン・アンサンブルが行われ会場が賑わいました。

 実行委員の平松康子さんがあいさつを行い、「国際女性デーは20世紀初頭、女性に選挙権、女性労働者の権利もなかった時代に、アメリカの女性たちが参政権を与えよと大規模なデモや集会が開かれたことに端を発している。世界経済フォーラムの男女平等に関する2013ランキングで、日本は136ヶ国中106位。2006年の80位から日本は毎年順位を下げている。まだまだ男女平等に対する意識が欠けている。それどころか、憲法を変えて戦争のできる国へと戦前の日本に逆戻りしようとする動きがある。絶対に許してはいけない」と話しました。

 記念講演を弁護士の呉裕麻さんが行い、「こんなに危険な秘密保護法・廃止させるための運動を!」というテーマで話しました。

呉さんは冒頭で、「秘密保護法についてわかるという人はいますか?この法律は弁護士が見ても難解でわかりにくい。意図的に難しくしているのではないかとさえ思える」と話し、「自民党政権は一体秘密保護法を通じて何がしたいのか。それは、防衛、外交、スパイ、テロ情報を秘密にし、国民を重要な情報から遠ざけ、他方で外国との間では秘密を共有し、秘密の内に軍事活動を進展させることだ。その背景には戦前日本の国家体制への復古、末端の愚民は何も知らなくていいという発想がある」と話しました。また、「ようするに国民にデモや街頭宣伝などの抗議行動をされることが彼らは嫌でしかたないのだ。だから、国民を重要な情報から遠ざけようとしている」としました。そして、呉さんは、「安倍首相は平和と言う言葉を使ったことが無い。彼は安全保障という言葉だけを使うっている。そして、平和と安全はイコールではない。安倍首相はそのことを明確に意識して言葉を選んでいる。唯一積極的平和主義という言い方で平和と言う言葉を使っている。しかし、平和と積極的平和主義と言う言葉はイコールではない。安全保障と積極的平和主義はイコールの関係にあり、武力を行使して周辺諸国の危険を排除していくという考え方が前提にある」と話しました。

 基本的人権との関係について、「取材の自由、報道の自由、知る権利が侵害されることになる。これは国民主権に直結する。公安がみなさんのような方々を調査した内容も秘密とされ、プライバシー権も侵害されかねない。また、具体的にどういう情報を知ろうとしたために刑事裁判にかけられるのかわからないため、裁判を受ける権利さへも侵害される」と危険性を訴え、「首相は安全を確保するためと言うが、力(軍事力)をもってして周辺諸国をねじ伏せたいという考え方だ。集団的自衛権の行使容認を前提とした内容で、憲法9条に明確に反している。それが秘密保護法だ」と訴えました。

 講演終了後、集会アピールが読み上げられ、「国際女性デーに集まった女性たちは、日本国憲法を堅持し、憲法前文に謳われた『全世界ひとしく恐怖と欠乏からまぬがれ、平和のうちに生存する権利』の実現を目指す」と確認し合いました。

 母親連絡会の松田喜代子さんが閉会あいさつを行い、「今日の講演で学んだことを糧に、秘密保護法を廃止させる運動を盛り上げていこう」と締めくくりました。

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