岡山県労働組合会議

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1.27 イレブンアクション視察企画PARTⅣ

と き:2013年1月27日(日)10:30~

ところ:赤穂ロイヤルホテル

概 要

 イレブンアクションおかやまは視察企画第4弾を行いました。「考えよう自然エネルギー利用とエコな生活」と題した今回の視察では13人が参加し、備前グリーンエネルギー株式会社のとりくみを学びました。

 代表取締役の武本洋一さんが講師を務め、会社のとりくみや自然エネルギーについて話してくださいました。武本洋一さんは、「エネルギーの削減と新しいエネルギーを開発することを目指している。私がこうした事業に関わるきっかけになったのは、奈良県にある『おひさまプラネット』の原さんの影響がある。原さんは奈良県飯田市に活動が特化しており、自然エネルギーの普及事業をしている。銀行、地元農家などと連携しながら活動しており、全国から注目を集めている。原さんと全く同じことはできないが、私もチャレンジしたいと思った」と会社を立ち上げるきっかけを話しました。

武本洋一さんは、「岡山県でもメガソーラーを設置しようという計画がある。しかし、日照時間は実際には短く、全国的にも12~16位の水準だ。仮に岡山県に全国各地からプロジェクトが来たとしても、資本が東京であった場合、東京の業者が行うことになるので地元に雇用が発生しない。そして、1kw/42円で買い取られるため、毎年数千万円の売電益がでるが、すべて東京の業者が持っていく。これでは岡山には何も残らない。地域で知恵をだし、地域のお金を地域で回すサイクル。地域の銀行で支援できる体制をつくることが大切」だとし、「いくら太陽光発電設備を設置したとしても、採算ベースに合わなければ経済的な効果がない。経済的な効果がなければ雇用を生むこともできない。こうした点を抑えておく必要がある」と再生可能エネルギーを取り入れる際には事前の調査が大切になることを訴えました。原発については、「大きなリスクの伴う原発を永遠に推進することは困難だ。3.11を機に新しいエネルギーを創出し、スマートグリットを広げたい」と話しました。

 赤穂ロイヤルホテルの山本誠彦総支配人は、「経済産業省が管轄するNedoの補助事業において、施設の給湯・空調・断熱・照明・冷蔵庫などを見直し、太陽光発電を設置した。一例を上げると、会議室のエアコンスイッチはすべて共通で一括管理だったのを、必要な部屋だけで使用できるように各部屋にスイッチを設置した。また、厨房からは猛反対されたが冷蔵室をなくし、冷蔵庫を設置した」と説明し、「『エコを追求することはサービスを売りにするホテルにはそぐわない』と言う意見もある。しかし、私たちが目指しているのは今までとは違うホテルだ。私たちは人と環境に優しいホテルをめざす」としました。

ホテルの屋上に設置されている太陽光パネル

 その後ホテル内を見学し、昼食となりました。

午後からは備前グリーンエネルギー株式会社が運営するエコハウスを見学し、視察を終えました。

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