岡山県労働組合会議

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日付 2012年3月21日

と き:2012年3月20日(火)14:00~

ところ:大阪市

概 要:

 橋下大阪市長が市政の実権を執って以降、反対するものは許さないというファシズム的な市政が行われています。労働組合を敵対視し、マスコミをも総動員した公務員バッシングにより独裁政治の拠点づくりを進めています。「教育基本条例」「職員基本条例」などの二条例制定、市労働組合から強制的に組合事務所の取り上げを行おうとするなど、闘いは大きな山場を迎えています。そんな中、全労連は激しい攻撃にさらされている市職員などを激励する緊急集会を開催し、各地から150人が集結しました。

 集会の開催にあたり全大阪労働組合総連合・川辺議長は、「憲法、民主主義を踏みにじるようなことは許せません。橋下市長になり恐怖政治はより強くなっている。しかし、私たちには憲法に認められた権利があります。大きな闘いを前進させていきましょう」と力強くあいさつしました。

 全労連・小田川事務局長は、「自分に従わない者は排除する。そのためにはルールを無視、あるいはルールを変えてしまう。こんなことは断じて許せません。大阪で起こっていることが全国に派生していくかもしれないそんな危機感を持っています。様々な共同を広げて運動を大きくしましょう」と激励のあいさつを行いました。小田川事務局長のあいさつに続き自治労連・猿橋書記長、全教・長尾副委員長らが激励のエールを送りました。

 今後の行動提起では市民と一緒になって運動を進めて行くことが重要だとされ、共同を呼びかけていくことが示されました。

 当該者からの決意表明として大阪市労組連・実森委員長は、「私たちは憲法と民主主義に対し容認できない攻撃だと思いながら闘っています。組合に対して思想良心を侵害しようとする動きは今後、市民・府民にまで及んでいく。断固阻止しなければいけない」と怒りを込めて話しました。

大阪自治労連・前田委員長は、「大阪市役所のエレベーターには私語禁止の張り紙があり、一言も誰もしゃべらない。職員は常に橋下市長の監視下にあるという恐怖にさらされているため、職場内は殺伐としています。それでも、組合事務所だけは何をしゃべってもいい場所だと、組合員でない職員も立ち寄ってくるようになっています。私たちは断固闘います」と職場の実態と併せて決意を表しました。

大教組・小林書記長は、「橋下市長が行おうとしているのは、大企業・財界主導の大阪都市構想です。自分の利益のためには反対するものは許さない、労働組合潰しを強行する姿勢が見えています。私たちの闘いは正義を貫き、道理を守るたたかいです」と決意を表明しました。

 集会終了後、大阪市内で街頭宣伝を行いました。宣伝には60人近くが参加し、権利侵害・二条例制定を止めることを求める署名を集めました。大阪市民からは「がんばってください」「橋下市長の政治は怖い」という声もありました。しかし、一方では「アホ!」「バカ!」と罵ってくる人や、「労働組合が政治の邪魔をしている」と罵声を浴びせてくる人もおり、闘いの困難さを実感しました。

 橋下市長率いる大阪維新の会は国政への進出を目論んでいます。大阪で始まった労働組合への攻撃が全国的に展開されることがいよいよ現実味を増してきています。憲法と私たちの権利を守るために共闘の輪を広げていきましょう。

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