岡山県労働組合会議

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5.19震災ボランティア体験報告会

とき:2011年5月19日(木)18時30分~

ところ:岡山県労会議会議室

概要:

 5月19日、県労会議は4月18日~26日までの9日間に、岩手県大船渡市で全労連が呼び掛けている震災支援ボランティアに参加した弓田事務局員の体験報告会を開かれました。弓田君はボランティア活動の合間に撮影した写真をパワーポイントで見せながら、40分間の報告を行いました。弓田君は、「テレビや新聞で知るのとは違って、現場はあまりにも衝撃的だった」と切り出しました。被災地では家族を失った自治体職員が懸命に務めを果たしていることに、自治体機能の重要性を震災現場の活動の中から感じたと話しました。アパートの片づけをした時の経験では、「部屋は磯の匂いが悪臭となって蔓延していた」として、テレビの報道では感じることはできない作業の生々しさを伝えました。

清掃作業中に使用が困難と思われる靴箱を廃棄しようとすると、「思い出のある靴箱だから直して使う」と言う被災者の思い出の重さを感じたと言います。「支援物資が届いてないのでは?」と言う声を聞きますが、支援物資が山積みにされている学校の体育館での仕分け作業の経験を話してくれました。被災者に支援物資が届かない理由がわかりました。それは①支援物資の中には古着や雑多な品物が同じ段ボール箱に入っていて分けなければ支給できないこと②そもそも人手が足りなくて配給できない。③管理に責任を待つ自治体職員が少なすぎることなどが原因でした。弓田君は、「ボランティアのできることには限界があるが、協力することで被災者の励みになる。被災の実態を伝えることも役割だ」と強調しました。報告後の質問では、「ボランティア準備で必要な物は?」「情報の取得は?」「女性でもできるのか?」など、何時までも話はつきません。今後も支援活動の報告が必要です。

同室になったボランティア達との1コマ

テレビでは自衛隊の活動が盛んに報道されています。報道を見て、「自衛隊は必要だ」と思う人が増えていると聞きます。意図的なテレビ報道の中で、ボランティアの活動はほとんど紹介されません。全労連では震災から1ヵ月半の間に1400人が現地で活動したと報告しています。他の団体も同じですが、その活動は被災地を支える大きな力になっています。自衛隊の任務は救援活動ではありません。憲法に違反する軍隊であり、アメリカと一緒になって海外で戦争する準備を着々と進める憲法違反の公務員です。地震と台風などの災害の多い日本に、レスキュー隊員が多数組織されていれば自衛隊の出る幕はありません。震災を利用して自衛隊の株を上げようとする勢力の意図が見えます。マスコミがそのために一役買っていることは重大です。

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